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相続手続きの流れ
【ケース1 A様の場合】
A様 「○○さんから紹介を受けまして、お電話をさせていただきました、Aといいます。」
成田「はじめまして、司法書士の成田です。どうぞよろしくお願いします。」
A様 「この度、親族が亡くなりまして相続による手続きをしないといけないのですが、
何からしたらよいのか、分かりません。」
成田「大丈夫ですよ。一緒にひとつひとつ進めていきましょう。ほとんど、こちらで出来ますので、
安心してください。
親愛なる人が亡くなって、間もない時は、何かと大変だと思います。
自分も親愛なる弟が亡くなった時期は、心身共に大変でした。」
A様 「そうなんですか。事故ですか、病気ですか。」
成田「病気でした。普通に生活していましたが、再生不良性貧血という一種の白血病でして、
骨髄移植を行い、移植後の感染症により亡くなってしまいました。とても辛い思いで、
いくつかの本を読みました。
そこで、残された家族などが、前向きに人生を活き活き有意義に過ごしていくこと、それが親愛
なる故人のためにもなると読んだとき、体に衝動が走り、涙が溢れてきました。
僕の人生観が本当に変わりました。みなさんも幾分の期間、大変だと思いますが、
前向きに少しずつがんばりましょう。」
A様 「そう言っていただくと、だんだん安心してきました。」
成田「はい、大丈夫ですよ。それでは、いくつか教えてください。
遺産はどのようなものがありますか。また、遺言書はありますか。」
A様 「家などの不動産、預貯金があります。遺言書はありません。」
成田「はい、わかりました。それらの資料をお見せください。
不動産関係は、4月くらいに納税通知が来ていますので、その封筒や書類をお見せください。
ありましたら、権利証もお見せください。
(ない場合には、委任状を頂いて、僕が固定資産評価証明書・課税台帳を取得させて頂きます。)
預貯金関係は、通帳・証券・はがきなど有るものを全てお見せてください。」
A様 「これらになります。」
成田「ありがとうございます。拝見させていただきます。遺産の振り分けは相続人さん達で
お決まりでしょうか。」
A様 「はい、決まっております。○はA、△はB、□はCが引き受けます。」
成田「かしこまりました。それでは、これから手続きに必要となる戸籍関係・評価証明・金融機関の
書類などを集めていきますね。
(すでに、戸籍関係の書類が整っている場合には、お預かりさせていただきます。)
亡くなりになられた方の身分証明書である保険証や免許証などをお見せください。
あと、Aさんや相続人さんの身分証明書があればお見せください。
無ければ、氏名・住所・生年月日・連絡先をお教えください。」
A様 「はい、こちらになります。Aは・・・、Bは・・・、Cは・・・。」
成田「はい、ありがとうございます。次に、こちらの委任状にサインと押印をお願いします。」
A様 「はい。」
成田「それでは、ひとまず本日はお疲れ様でした。この後、
①こちらで必要書類を収集いたしまして、それに基づき、
②各書類を作成していきます。それが出来上がりましたら、
③相続人の皆さんにそれらの書類に押印して頂きます。
1~2週間後にお電話できると思いますので、ご安心してお過ごしくださいね。」
(戸籍関係がすでに有りますと、すぐに書類作成できますので、もっと早くに押印して頂く
ことも可能です。反面、戸籍関係が複雑でたくさんの自治体に取り寄せることになりますと
収集に時間がもっとかかることもあります。)
A様 「本当にありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします。」
成田(表情がとても穏やかになられて、ほっとした印象をお受けします。)
※その後、書類収集が完了し、相続人のみなさんに押印をして頂きます。
それらの書類をもって、不動産の手続きと金融機関の手続きを行います。
不動産はそれから1~2週間で手続きが完了し、
権利証などをお渡しすることになります。
金融機関は1つの銀行などで1~4週間かかりますので、全ての金融機関の手続きが終わると、
数か月かかることもあります。相続人代表の1人にすべてのお金を振込、そこから他の相続人
へ割り振った振込をするパターン、各口座ごとに各相続人へ個別に振込まれるパターンがあり
ます。